宇宙を構成している要素に、「五行」(金、木、水、火、土)と呼ばれる五つの気があります。 人間の体にも「五行」があり、「五臓」と呼ばれる、五つの重要なはたらきをする臓器は、すべてこの「五行」に対応しています。 自然な状態では、五つはそれぞれ互いに生かしあい(相生)、 調和していますが、その中の一部が崩れると、全体に異変が生じ、 互いに傷つけあう関係(相剋)となります。 実はこの五行に対応する野菜に、「五葷(ごくん)」と呼ばれる五つの野菜があります。 五つの野菜とは、ねぎ、にんにく、にら、らっきょう、 あさつき(日本にあるあさつきとはまた違い、現在地球上には 存在しなくなった野菜だと言われています)を指します。 これらの野菜は臭いや成分がきつく、陰性の気が強いのが特徴で、 体内に入れば五臓を傷つけてしまうだけでなく 精神面にも影響を及ぼします。
ねぎ —————— 腎臓 ~ 智
にんにく ————- 心臓 ~ 礼 にら —————— 肝臓 ~ 仁 らっきょう ———– 脾臓 ~ 信 あさつき ————- 肺臓 ~ 義 |
ねぎが多いと・・落ち込みやすくなり、腎臓を傷めます。
日本では、ねぎ、たまねぎ、にらなどは体を元気にするという考え方がにんにくが多いと・・気ままになりやすく、心臓を傷めます。 にらが多いと・・落ち着きがなくなり、肝臓を傷めます。 らっきょうが多いと・・慾が強くなり、脾臓を傷めます。 あさつきが多いと・・怒りっぽくなり、肺臓を傷めます。 ありますが、これは五葷に含まれる、人間の心や感情、 意識を刺激する興奮剤のような成分による作用です。 五葷を食すと神経や脳を刺激し、一時的な興奮状態になりやすいですが、 これを元気と錯覚してしまうのです。 イライラしたり気持ちが高ぶったりするのは本当の元気ではありませんし、 体を無理に働かせれば、集中力も衰え過労となります。 心と体を穏やかに保ち、気を充実することが、 人間本来の理にかなった健やかさにつながります。 ですから、自然の節度をはずしやすい食物は控えめに摂ることが、 健康には大切です。 以上の理由で、当店ではお客様の心と体の、自然にかなった健康を考え、 ねぎやにんにく、にら、らっきょうの類を料理に使用しておりません。 中一素食店 |
肉・魚を使用しないこだわりの菜食台湾料理なら「中一素食店」
台湾料理レストラン「中一素食店」がご提供するのは、『五葷 (ごくん)』と言われる5つの野菜 (ネギ、にんにく、ニラ、らっきょう、あさつき) と肉・魚・卵・ラードなどの動物性成分を使用しない台湾菜食料理。